2009年08月

健康だと気が付かない、健康の大切さ。

 左手の甲の付け根に、ぽっこりとした膨らみができました。

 触ってみるとコリコリしていて、皮膚の下を少し動きます。去年の暮れの頃に気が付きました。でも、痛みがあるわけでもないので、放っておきました。

 ところが、善光寺の御開帳で忙しくなって、毎日何回もそばを打っていると、少しずつ大きくなっていくような気がします。じっとしてれば痛くないのですが、何しろ、出っ張っているので、何かの拍子に、この膨らみを、ぶつけたりします。そうすると、じわっと痛むのです。

 これはいったいなんなのでしょうか。
 大きさは、上から見ると一センチぐらいになり、ちょうど、枝豆の一粒ぐらいの大きさです。それが、皮膚の下にぽっこりと潜り込んだ感じです。これがこのまま大きくなって、そら豆ぐらいになったりしたら困ります。

 そこで、御開帳が終わってお客さまの数も一段落したころ、思いきって病院へ行ってみました。かねてから知っている外科の医師に見せると、すぐにこう言います。「これは、ガングリオンだと思います。」えっ、ガン、、、、?

 「いや、ガンではありませんよ。ガングリオンといって骨の関節の一部が飛び出したものです。」、そういって、絵を描いて説明してくれます。なるほど、中に入っているのは、関節の成分なのだそうです。

 一応、確認のため、日を改めて切開することになりました。そうして、中の液を抜いてもらい、膨らみはなくなりました。でも、深くから飛び出しているために、ガングリオンそのものは切ることはできませんでした。こういう、病気?もあるのですね。このガングリオンは特に害のあるものではないそうです。ネットで調べたら、「若い女性に多く発生する。」と書いてありました。五十五歳のおじさんにも発生するのですね。

健康が第一

 さて、そば屋という商売は健康が第一。

 おいしい、元気なそばを打つためにも、私が元気でなければ話になりません。幸いなことに、今まで、大きな病気をしたこともなく、丈夫に過ごしてきました。毎年の検診も特に、いや、ちょっとはあるのですが、あまり、問題になるほどではないようです。

 ところが、数年前、次の日の検診を忘れて、つい、深酒をしてしまいました。ほとんど、二日酔い状態で血液検査を受けたのです。そのときの検査値ときたらひどいもので、医者はすぐに薬を飲めと言い出しました。事情を説明したのですが、その時に押された「高脂血症」という判子は、未だに私のカルテから消えていません。

 また、ガンの検査なども、できるだけ受けるようにしています。
 私の身近な人も(誰でしょうね)、検診でガンが見つかり、二か月入院して手術を受けました。おかげで今では、元気に過ごしています。自覚症状が出るまで放っておいたら、大変なことになっていたでしょう。「健康とは、病気でないこと。」だけではないと、いわれています。

 元気に、はつらつと、自分の意志を持って生きられることが、「健康」ということだと思います。

 病気を直すばかりではなく人間本来の力で、病気を寄せつけない体を作ることが大切なのでしょうねえ。

 食べ物を選ぶことも、そのための大きな要素の一つ。食べ物は、今日のエネルギーになると同時に、五年後、十年後の私たちの体を作っているのですもの。私も、「そば」という食べ物を通して、微力ながら、そんな「健康」のお手伝いができればいいな、、、と思っています。

かんだた店主 中村和三