Imageかんだたかんだ、そばかんだ そば屋の楽しみ方




 そばのうんちくなんて聞き飽きた。早くうまいそばを食わせろ。
 長野の「手打ちそば屋かんだた」が贈る、そばとそば屋を楽しむためのメールマガジン。
 えっ、これがそばの常識じゃなかったの?。という話もあるかも。





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かんだたかんだそばかんだ。そば屋の楽しみ方。
    第0号   2005年3月1日発行


       「香りのハーレム」

● いろいろなそばを食べてみると、
 その香りがずいぶんと違うものだと思ってしまう。

 食べたとたんに分かる、香りの強いそばがあるかと思えば、
 しばらくしてから追いかけてくるような香りもある。
 コンビニで売っているそばだって、
 うん、ちゃんとそばの香りがするではないか。

 でも、香りがするからって、おいしいそばだろうか?


○ そばの香りにはいろいろな種類があるかもしれない。
 でも私は、単純に二つに分けている。

 これは私の決めた勝手な分け方。
 くれぐれも、まともに受けて
 うんちくなどを語りませぬように。


● まずはおしゃべりで、快活な「下町娘」

 これは服装も派手だし、化粧も立派(!)
 遠くから見てもすぐに目立つ。
 三人も寄れば、やかましいことやかましいこと。
 でも、難しい話は嫌いで、
 「そば」は漢字でどう書くの、と聞いたら、
 ワハハっ、て大笑いされてしまった。


○ もう一つは、控えめな「山の手のお嬢さん」。

 地味だが品のいい服装で、清楚な感じがする。
 どちらかと言うと人見知りをして、目立たない存在。
 いつも一人で本なんぞを読んでいる。
 それでも、一度語り出すと、なかなかの理論家でもある。
 「そば」の漢字はこうですよと、
 さらさらっと「蕎麦」と書いて、横目でちらっと睨む。


● さて、そばを食べるときには、
 このどちらかの、娘さんたちと出会うことになる。

 時々、とんでもない山姥や、
 タヌキやキツネが化けたようなものに当たることもあるけど、
 まあ、これもご愛嬌。

 「下町娘」はお祭りのようで楽しいけど、
 味わいとか、奥行きとかが感じられない。

 「山の手のお嬢さん」は上品で物知りだけど、
 静かすぎて物足りないこともある。


○ 私は、どちらかといえば、「山の手のお嬢さん」の方が好きだ。
 聞くところによると、お嬢さんにも「目白系」、「成城系」、
 「二子玉川系」(どこが違うんだ!)等とあるらしいが、
 まあ、細かいことはいいじゃないか。

 私が好きな「香りのハーレム」を作るとしたら、
 100人の女の子(おいおい)を集めるとして。

 「下町娘」       18人
 「山の手のお嬢さん」  72人

 ぐらいの組み合わせがいいかなと思っている。
 えっ、数が合わないって。
 そう、後は「帰国子女」や「体育会系」や「素朴な田舎娘」(今時いるものか) 
 などと、いろいろなタイプが混ざっているのだ。
 それが、お互いを引き立ててくれている。


● そばを食べる時、今度はどんな「香りのハーレム」に出会うかな、
 と期待していると、楽しい。
 高級そば屋のそばだって、観光地のそば屋のそばだって、駅の立ち食いそばだって、
 こうやって、いろいろと想像して楽しめるのだ。

 あっ、これは下町娘が十二人、おっ、山の手のお嬢さんも一人いるぞ。

 あーあ、中年男がそばを食べながらニヤニヤしている。
 周りの人から見れば、気持ち悪いかもしれない。




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